郵便物の自動仕分けにおける重要な要素「郵便番号」
ポストに投函した封筒、郵便局で集められたあとは自動仕分け機によって全国各地に振り分けられています。
仕分けるときに重要になるものが「郵便番号」です。
赤い枠の意味と読み取り機の制約
高精度な読み取り機によって、郵便番号と住所を読み取られ、自動的に方面ごとに仕分けられていきます。
大量の郵便物が効率的に各方面へ仕分けられるための大切な情報です。
ハガキや封筒の郵便番号枠は赤い枠で印刷されていますが、実はあの赤枠、読み取り機は認識していないのです。
意外なことに読み取り機では、赤い色のものは読み取らない設定になっています。
手書きの際の目印として印刷されているだけなんですね。
ちなみに黒い枠をつけてしまうと、誤認識してしまって郵便番号の読み取り精度が落ちてしまうそうです。
また、よく見かけるのが郵便番号の前に「〒」を書いているもの。
これも必要ありません。書いてしまうと読み取り精度が下がってしまいます。
手書きの場合は、3桁 ハイフン 4桁で 000-0000 と書きましょう。
封筒の赤い枠の必要性とコストダウンの可能性
企業さんの封筒を拝見していて、この郵便番号枠はいらないんじゃないかなーって思うことがあります。
手書きで出すことが多い封筒の場合はあったほうがいいかもしれませんが、
この赤枠を印刷しないだけでもコストダウンすることができます。
本当に必要だからではなく、なんとなく郵便番号枠がはいっているだけかもしれませんね。
A4用紙サイズが入る「角2封筒」などは、郵送に使うというよりは資料を入れてお渡しするような機会のほうが多かったりします。
そんなときは郵便番号枠、必要ないです。
どのくらいコストがさがる?
郵便番号枠を取ることで印刷色数が減らせたとすると、封筒に印刷する費用は約半分になります。
郵便番号枠をとるだけで印刷コストが半分になるって結構驚きじゃないですか?
デザイン的にもすっきりして、さらにコストも下げられるなんて嬉しいっ
もちろん、用途や使い方をお伺いすると郵便番号枠があったほうがいい場合もあります。
なんでも無くせばいいってものではありません。
青樹印刷では、お客様の用途に合わせた印刷物の提案をしています。
一度、皆さまの会社の封筒も確認してみてはいかがでしょうか?
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