この記事の目次
グリーンプリンティング認証企業として、環境負荷の少ない印刷を追求しています
青樹印刷株式会社は、持続可能な社会の実現を目指して、印刷業界における環境負荷の低減に取り組んでいます。2022年には、環境に配慮した印刷工程を評価する「グリーンプリンティング認証」を取得しました。この認証は、使用する用紙・インキ・製版・印刷・製本・廃棄処理といった全工程において、環境配慮が一定基準以上であることを証明するものです。
青樹印刷の環境方針とSDGsの関連
私たちは「印刷を通じて、持続可能な未来に貢献する」ことを企業理念のひとつとしています。
その取り組みは、以下のSDGs目標と密接に関係しています：
- 目標12｜つくる責任、つかう責任：資源の有効活用と廃棄物削減への努力
- 目標13｜気候変動に具体的な対策を：省エネルギー印刷・設備投資の推進
- 目標15｜陸の豊かさも守ろう：FSC森林認証紙など持続可能な紙資源の活用
グリーンプリンティング認証とは？
グリーンプリンティング認証とは、環境に配慮した印刷物の製造において、業界が定めた基準をクリアした企業に与えられる認証制度です。
青樹印刷では、以下のような観点での基準を満たし、グリーンプリンティング認証を取得しています：
- 用紙：環境保護に配慮されたFSC森林認証紙や再生紙などの使用
- トナー：植物油インキや低VOCインキ、環境認証されたトナーの使用
- 工程管理：アルコールレス印刷などの導入
- 廃棄物処理：印刷用紙廃棄時の適正な分別・再利用体制の整備
この認証は、お客様にとっても「環境にやさしい印刷物作成の証」になるので、信頼と安心を与えるものとして環境保護を意識する多くの企業から採用されています。
青樹印刷の具体的な環境負荷低減の取り組み
デザイン制作工程での工夫
- 原稿のデジタル化：原稿の受け渡しはデジタルデータでのやり取りを推奨しています
- 校正のデジタル化：電子媒体（主にPDFデータ）での校正進行でミスなく効率的に作業を行います
- 色校正のデジタル印刷出力：定期的に色調整管理されたデジタルオンデマンド印刷機での色校正出力で刷り出し用紙を大幅に削減します
印刷工程での工夫
- デジタル印刷の推奨：版が不要なので時間短縮とコスト削減につながり、製版工程で現像液や定着液が排出されずエコな印刷といえます。 短納期で融通が利き、バリアブル印刷にも向いているデジタル印刷は環境負荷低減におすすめです
デジタル印刷についてはこちらの記事で詳しく書いています
- 植物油インキの採用：オフセット印刷ではベジタブルインキといった植物由来の成分を配合したインキを使います
資材の選定
- FSC認証紙の積極採用：森林管理団体の定めた規格に則って管理された森林から生産された木材を使った用紙を使います
- 再生紙・非木材紙の活用：古紙配合率の高い用紙の積極的な提案で資源循環に貢献します
- VOCの排除：揮発性が高く環境負荷の高い石油系溶剤は使用しません
社内・工場での施策
- 省エネ設備の導入：LED照明・高効率低電力デジタル印刷機
- エコドライブの推進：ハイブリッド車の利用・配送車両の燃費向上・配送ルート最適化
- 廃材リサイクル：刷版・裁ち落とし紙・用紙の分別・古紙回収業社での再利用
今後の展望と社会貢献
青樹印刷はこれからも、印刷を通じて環境負荷軽減に努めます。
- 小ロット印刷・デジタルオンデマンド印刷の推進で必要以上の製造による廃棄を減らす
- クライアントとの共同企画によるエコ製品の開発
- 地域の小学校との連携による「環境×印刷」教育活動
環境配慮を通じて、企業価値の向上と地域社会への貢献を両立していきます。
まとめ
青樹印刷は、グリーンプリンティング認証企業として、 「環境にやさしい印刷とは何か？」を常に考え、行動し続けています。
高品質な印刷物を提供しながら、地球環境にも配慮する。
私たちはこれからも、サステナブルな社会の一員として信頼される企業を目指します。
コメント